授乳について
【母乳不足の合図】
■20分以上吸っている。
■体重が増えない。
■吸った後、すぐ泣く。
■尿|1日6回以下。
■便|1日3回以下。
■便が固く量が少ない。
■元気がない。
■皮膚がかさかさしている。
⇒こんな時は
少しミルクを足してください。
【水分補給|脱水注意】
■お風呂の後。
■汗をかいている時。
⇒こんな時は
欲しがるだけ与えましょう。
※無理やり与える必要はありません
※1回の目安|30ml
※立て抱きをしてください
⇒その他
抗菌・殺菌作用がある
薄めの番茶もオススメです。
※紙コップで飲ませてください
【おっぱいが欲しいサイン】
■口に手を持っていく仕草をする。
■くぅ、はぁと柔らかい声を出す。
■母乳を吸っているような音をたてる。
⇒お母さんが気づかないと
大きな声で泣くことがありますが、ビックリしないでください。お腹が空いている合図です。合図を発見したら家事などを整えて授乳の準備をしてあげてください。
【乳首・乳輪部にこのような特徴がある方は】
固い乳輪部
■母乳を吸わせる前
⇒乳輪部を柔らかくしてください。
■赤ちゃんがおっぱいを吸うことを嫌がると、次第にお母さんの乳腺が細くなります
⇒乳房を圧迫しないように2サイズ大きいブラジャーを使用してください。
■車を運転する場合
⇒シートベルトで乳腺が圧迫されます、1時間おきに5分ほど休憩してください。
乳首が短い・陥没している
■赤ちゃんがドナルドダックのように口を大きく開くことのできる
⇒ニップルシールドを1ヶ月位使用すると正常な乳首になりやすいです。
赤ちゃんがうまくおっぱいを吸えるようになります。
[オススメ補助器具]
ニップルシールドL(メデラ社製品)
正常乳首のママはLサイズ、小さめの方はMサイズを選びましょう
※哺乳瓶を使用する場合は
・SSサイズ
・シリコン製乳首
を卒乳まで使用してください。
【注意】哺乳力の悪い赤ちゃんは別です
授乳時間
左と右を使って、左10分、右10分以内で飲ませてください。
搾乳器を使用する場合
[乳腺が少ないママさんへ]
長時間使用は乳輪部がむくみます。短い時間で使用してください。
片手ではなく、なるべく両手で搾ってください。腱鞘炎になることがあります。
[その他、飲み残しがあれば]
母乳をしぼり、ストック用として保存しましょう。
【母乳の保存やミルクを使用する時の注意】
【しぼった母乳・ミルクを温める時】
熱湯で温めないでください。
冷たくなったら飲むのを嫌がります。
体温「37度」程度に常に温めてください。
【ミルクを作る時】
髄膜炎予防
「サカザキ菌」を死滅させるために
お湯は必ず一度沸騰させて
70度に冷ました後、調乳してください。
母乳やミルクの保存・使用方法
【冷蔵庫で保管する場合】
■しぼった母乳は、冷蔵庫・冷蔵室で保管してください
※家庭用の冷蔵庫の場合は開閉が頻繁です、早めに飲ませてください。
①時間と共に雑菌が増えます
②母乳は24時間以内、ミルクは2時間以内に飲ませてください
【専用冷凍パックを使用する場合】
■自然解凍後、ぬるま湯で湯せんし、哺乳瓶に移してください。
※家庭用の冷蔵庫の場合は開閉が頻繁です、早めに飲ませてください。
哺乳瓶など消毒方法
■煮沸の方法
水から沸騰後
・哺乳瓶5分
・乳首3分
殺菌効果・ビンの汚れが取れます。
■ミルトンなど消毒薬を使用する場合[注意!]
毎回容器を洗い、しっかりと乾燥が必要です。
使用前にも熱湯で洗ってください。
※赤ちゃんが独特の香りや味を感じ取る場合があります。
■電子レンジもしっかりとお掃除[注意!]
電子レンジで温める方は
レンジ内に水滴が残っていると、雑菌が繁殖して哺乳瓶に移って
赤ちゃんの口の中でカビ「鵞口瘡」が生えることがあります。
~乳幼児液体ミルクについての注意~
■必ず表示されている『特別用途食品のマーク』を確認後にご購入してください
詳細は消費者庁ホームページに掲載されています
【特別用途食品制度に関する問い合わせ先】
消費者庁食品表示企画課 03-3507-8800(代)
■開封後について
液体ミルクは高価ですが
「赤ちゃんが飲み残すともったいない」と室温保存で次回に飲ませることは
食中毒のセレウス菌が増えて、下痢や嘔吐を起こして
命が危険にさらされることにつながります
適切な量を飲ませ、開封後は破棄してください
開封して哺乳ビンに移すときは必ず石けんで手洗いをお願いします
空気中の菌や手に付いた菌が混ざることがあります